ふるさと

ふるさと


「今日の晩ごはん、なんだろ?」
「ビーンズを残しちゃ駄目ですよ」
「だって、皮が口の中にのこるんだもん」
「大きくなれませんよ」
「……Lはごはん食べないくせに」
「私は、いいんです」


今日は大好きなイギリスの話なので、長くなります。相当長いです。デスノートあんまり関係ないです。
ワイミーズハウスって……イギリス……だよね?
中途半端にしか知識持ってないので自信はないですが。

イギリスのサセックス州にハートフィールドという村があります。
「くまのプーさん」の舞台になった村です。
プーさんというと、まゆげがあっておっさん声で、ランドで1、2を争うキャラクターのイメージをほとんどの方が思い浮かべると思いますが、原作はイギリスの作家が書いた絵本です。
そちらの挿絵は、もっと貧相で、まゆげはなく、目がテンで、ふとっちょだけどちっぽけなプーです。
ファンは一般的なプーと区別するため、「クラシックプー」と呼びます。

私も「クラシックプー」と呼ぶファンのひとりです。
好きすぎて、初めての海外旅行で、ひとりでハートフィールドへ行きました。

そもそも何故、プー好きになったのか、しかもいい大人になってから。


……ようく記憶の糸をたぐって考えて見ると、子どものころから大好きで、N○Kでオニのように再放送されている海外ドラマ「フルハウス」でした。

主人公(らしいよ)ジェシーに、双子の男の子が生まれます。
んである日、ジェシーが双子ちゃんを寝かしつける前に、ギター弾きながら、プーさんの歌「Return To Pooh Corner」を歌います。当然テレビの放送は、声優さんが歌ってる吹き替えなんだけど、ビデオで副音声に切り替えたら英語で聞けるのですよ。
ものすごいやさしい声でね。
ものすごいやさしい歌で。

ちょうどそのとき、辛い時期だったこともあって、歌を聴きながら声を上げて泣いた記憶があります。
多分それからプーが好きになったんだと思います。だからフルハウスのおかげなんだよ。


それから何年か経って、私はろくに英語もしゃべれないくせに5日間イギリスに旅をして、3日目には、ロンドンから電車で一時間ほどのEast Grensteadという駅で降りていました。
秋で、雨が降っていて、死ぬほど寒かったけど、ハートフィールド村の「プーコーナー」(おみやげ屋さん)で買い物をして外に出たら、さっきの寒さと雨は何かの冗談ですか? ってくらい晴れてあたたかくなっていました。

この絵みたいに青い空に雲がすごい速さで流れていて、丘には顔だけ黒い羊が群れていて、フンだらけでした(笑)
っていうかこの絵自体、そのとき撮った写真を加工してるんですけどね。

それから、羊以外の生き物は私だけという状況で迷ってしまって、途方にくれました。
わずかにある民家の庭先に人の気配がしたので、思い切って声をかけました。
銀髪の年配の女性で、めがねをかけていて、ショートカットでした。
親切に道を教えてくれたあと、「道が悪いから気をつけて」と私の足元を見ました。
私の靴はその時点でみごとに泥だらけでした。雨のあとだからね。

無事に行きたい場所にたどりつき、その帰り道、また同じ民家の前を通ったら、さっきの女性が車で出かけるところでした。
道のわきに立ち止まって会釈したら、運転席の彼女も笑って会釈してくれました。


たぶん彼女にとっては、ささいなことで、多分もう忘れてると思いますが、私は何年経ってもその親切が忘れられません。
彼女の家は、プーマニアにとっては聖地みたいな観光名所のそばにあって、多分私が道をたずねる以前にも、さんざん他の旅行者に同じことたずねられてると思うんですよ。
ふつうだったら、うんざりしません?
なのに、いやな顔ひとつせず丁寧に教えてくれたどころか、見知らぬ外国人の足元の心配までしてくれた。

ささいなことだからこそ、いつまで経っても本当にありがたい気持ちが残っています。


世界一やさしい歌だと思う「Return To Pooh Corner」は、ケニー・ロギンスという人が歌っています。




プー横丁に帰りたいんだけど、道が分からない……誰か教えて、っていう歌です。
こっそり、ようつべで検索しても出てきますけどね。



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テーマ : デスノート - ジャンル : アニメ・コミック

TAG : デスノート DEATHNOTE L メロ ニア ワイミーズハウス イラスト

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